白蛇縁起の感想

まず始めに、無事公開おめでとうございます。

たくさんの方に見ていただきたい作品、胸をはってオススメできる作品です。

これから見に行かれる方はネタバレありなのでご注意ください。








ちなみに2回見て2回とも泣いてます。こんなに泣くとは思いませんでした。


【映画を見る前】

佐久間担なので佐久間くんがダブル主演務めるなら見ない選択肢はないと思いました。彼の「初」がどのようなものになるのか、とても楽しみでした。

また、公開前にYouTubeで各キャラクターを紹介されていて、キャラデザインやどんなキャラクターなのかという紹介があり、とても分かりやすかったです。

その前に「白蛇伝」の読み聞かせもあり、各声優さんたちの声を聞けたのは本当にラッキーでした。

ちなみに私は声優さんにあまり詳しくなく、杉田さんのみ、銀魂の銀さんだと昔の記憶を辿って思い出したレベルなので三森さんを始めほぼ出演される声優さんを無知の状態だったので事前に聞くことができたのは本当に良かったと思います。


【キャラクターと内容】

蛇狩りの村に住む青年の宣と蛇の妖怪の白の恋愛物物語。しかし恋愛だけでなく戦闘シーンや友情シーンも組み込まれていて、展開も早く、とても見やすいものでした。

そして、何よりも佐久間くんたちが仰っていた通り、絵が綺麗でした。こんなに綺麗な映像を映画館で見ることができ、そこに佐久間くんの声がある。素敵ですね。


白が青に握るように言われた緑色(エメラルドグリーンに近い色)の簪。物語のキーとなるものです。白が握ることによって思い出す500年前の話が、宣と白が出会い、そして離れ離れになるお話です。

宣はただただ優しくていい人。宣の言葉は節々に心に刺さります。初めて見た時は予告の台詞がある度に泣いてしまいました。(感情移入しすぎですね)

「美しい花もすぐ枯れてしまう。人生は辛いことが多いっていうし」

「必ず方法を見つけてまた戻ってくる。だから待ってて」

「忘れたほうがいいこともあるさ。素敵なことだけ覚えておけばいい」

宣が紡ぐ言葉に心動かされた人は多いと思います。白は「あなたお人好しね」と最初は宣に言います。そんな中で宣に惹かれていく。手を繋いだのも、キスをしたのも白からでした。これって中国特有な気がしますね。女性から動く感じ。

白は宣と会った時は記憶をなくしていますが、徐々に彼女の力や妖怪だということが分かり始めます。それでも離れない宣が本当に素敵な心の持ち主ですよね。惹かれ合う2人、阻まれる試練、悲しい別れに自然と泣いてしまいました。

あと宣と白が船に乗っている時に宣が歌うシーンがあるのですが、佐久間くんいつもより声低めでしたね。佐久間くんの歌声というより宣の歌声だと思いました。この歌、最後宣が消えかける時に白も歌うのですが、同時に色んなシーンの回想もあり、泣けます。ここからはもうずっと泣きながらスクリーンを見てます。今思い出しながらも泣きかけてます。(泣きすぎ)


愛犬のはらまきは、途中から白のおかげで喋れるようになります。喋れるようになった時の挙動不審感が面白かったです。「え!? おいら喋ってる!?」と焦るはらまき。宣と一緒にいる中で絶妙なタイミングで言葉を発します。宣と白が手を繋ぎ出した時は「おいらを置いていくな!(忘れるなだったかもしれません)」って言いますし、宣が宝青坊の主に妖怪にされる時のあるシーンで「だめだ!」って言うのが本当に絶妙。あと宣と同様いい奴なのが最高です。

最後生まれ変わっても宣と共にいる。何度生まれ変わっても宣と白が出会うように、宣もずっと側にいるのでしょうね。


一緒にいるという意味では白の妹の青も同じですねかね。最初は宣に対して冷たかったのに戦闘シーンでは宣が投げた簪を受け取り、宣に対して頷いていました。そして白がまた宣を探しに行くと決意した時に「いくらでも付き合うよ」と言う。白と青もずっと一緒にいる関係性なのでしょう。


【気になったところ】

・宣の台詞の「美しい花もすぐ枯れてしまう」というところって、冒頭に出てくる花の映像や、白が修行中に邪道に落ちていくなかで花が暗い色になるのと関係ありますかね? 


・宝青坊の主が最後船に乗って歌っているシーン、そして川の中で何者かの台詞。台詞忘れてしまったのですが、あれって宣と白が船に乗っていた時に川に落ちてしまった船頭さんですかね? だとしたらどんな関係性でしょう? それとも、宣? 他のキャラクター?


【挿入歌・主題歌】

・中国語の曲が2つ流れます。オリジナル版で流れた曲ですかね? 日本語訳見てるととっても映画に合ってます。私は泣いていたので全部読めませんでした……。ちなみに2回見て2回ともここ泣いてます。覚えたいのでサントラ発売してください。


縁 -YUÁN-は絶妙なタイミングで流れます。そこでもう涙のピークでした。歌い出しの佐久間くんの声でもう顔がボロボロです。映画を見た後に聞くと本当に胸が痛くなりました。

この曲をSnowManが歌っていること、歌い出しが佐久間くんだということ、歌詞が映画とリンクしていること、全て感動します。渡辺くんが以前佐久間くんに「いい曲持ってきたな」という言葉通りです。気になった方は是非YouTubeにshort verのMVがあるので見てください。

https://m.youtube.com/watch?v=KLPGNiE33fo


映画を見た後だとまた色々繋がる部分があります。ぜひたくさんの方に聞いてほしい曲です。


【佐久間くんについて】

佐久間くんは去年、ブラッククローバーというアニメでマクサ・ノースという役を演じました。アニメオリジナルキャラクターでしたが、後に漫画に逆輸入されたキャラクターてもあります。「声優に挑戦してみたい」と言っていた佐久間くんの夢が叶ったと思いましたが、映画でダブル主演をこんなにも早く務めるとは思いませんでした。

佐久間くんのアニメに対する愛、声優さんたちへの尊敬ぶりは本当にすごいです。作品を通して共演された皆さんとも仲良くなったのが本当に嬉しかったです。ありがとうございます。

本当に、佐久間くんがこの作品に携わっていただけて良かったです。感想も素敵なものばかりで佐久間担として誇りに思います。素敵な人を応援できて幸せです。


また佐久間くんが今回共演された皆さんとどこかでまた共演できますように。


長々と書いてしまいましたが、たくさんの方に見ていただければ幸いです!